工業高校の先生と時計の買取

カテゴリー 時計 | 投稿日 29-12-2011

人生思わぬところに幸せが落ちているものです。

何かと言うと父の仕事は時計技師、遺産として柱時計に設計図、仕掛けの仕組み機械関係の書物を整理しようと思ったのです。

埃を沢山かぶったそのゴミ、整理すると緻密に扱われてる事がわかり一概にゴミと考えるのは不味いと思い、一応「欲しい人は差し上げます。

とフリーペーパーにこのことを掲示すると。

なんと数日後、工業高等学校の先生が現れました。

娘には分らないのですが父が作った時計を知っていて今では使えずに家のほんの一部になってしまった。

と「頂くのはあまりにも軽率すぎる、買わせていただきたい」と先生達は落胆した様子でこう言ったのです。

「今の生徒達にはアナログの素晴らしさなど分ってはくれません。

時計がどのように動くのかも分っていませんし物理などは生徒たちは物凄く疎いのです」こうして父の遺産である書物は買い取られました。

もし作られていた時計があるとしても買い取れませんが設計図はこの工業高等学校の教材となったのです。

きっと心不全で逝ってしまった父も喜んでいるはずです。

適材適所に役立てられるのは娘としてもうれしいです。